【コラム】事業承継の仕事
事業承継の仕事をしていると、先代経営者がどのような「思い」で起業し、経営してきたか、後継者に伝わっていないなと感じることがよくあります。
そのような時、私は「自分史」の作成をお勧めしています。「自分史」は、自身のこれまでの人生やその時々の「思い」を振り返り、取りまとめて一冊の本にするというものです。「自分史」というと少し恥ずかしい気もしますが、自分が所々でどのように考えてきたのかは何らかの形で残しておかないと、後世に伝わりません。お父さんはあのとき何を考えていたのだろうと思っても、残された後継者は直接聞くことができないのです。
一方で、先代経営者は自分の「思い」は当然に後継者に伝わっていると思っています。「隣で見てればわかるだろう・・・」と思われるのでしょう。が、こちらも残念ながら多くの場面で伝わっていません。事業承継の打合せで後継者が「そんな話初めて聞いた」と驚かれる場面を私はよく見ています。
事業承継は、株式や経営権の承継だけではありません。先代経営者がどのように会社を守り、家族を守ってきたのかを後継者に伝えることも、事業承継における大事な仕事だと思っています。お金では評価できない「レガシイ」を後世に残すためにも「自分史」の作成を考えてみるのはいかがでしょうか。
そのような時、私は「自分史」の作成をお勧めしています。「自分史」は、自身のこれまでの人生やその時々の「思い」を振り返り、取りまとめて一冊の本にするというものです。「自分史」というと少し恥ずかしい気もしますが、自分が所々でどのように考えてきたのかは何らかの形で残しておかないと、後世に伝わりません。お父さんはあのとき何を考えていたのだろうと思っても、残された後継者は直接聞くことができないのです。
一方で、先代経営者は自分の「思い」は当然に後継者に伝わっていると思っています。「隣で見てればわかるだろう・・・」と思われるのでしょう。が、こちらも残念ながら多くの場面で伝わっていません。事業承継の打合せで後継者が「そんな話初めて聞いた」と驚かれる場面を私はよく見ています。
事業承継は、株式や経営権の承継だけではありません。先代経営者がどのように会社を守り、家族を守ってきたのかを後継者に伝えることも、事業承継における大事な仕事だと思っています。お金では評価できない「レガシイ」を後世に残すためにも「自分史」の作成を考えてみるのはいかがでしょうか。